ようやく文学という偉人らが靴を擦り減らしたものに俺は恋人が築かれてきた。その中でも斜陽という作品は貴重な宝で、妖しく眩しいネオンが目の周りをチラツつかせていた。この頃はクリストフよりもミーチャに愛着を覚え、俺も彼のように狂ってきたのかもしれない。無機な石が内部から叩き破られてしまったかのように
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