雪は 今日も降り続いて汚い街を 埋めていった優しい忘れ物も真っ白に消えていった色がとても少なくなったので淋しいと人々は言うけど私にはとてもなじんだ不思議と 落ち着いたメロディが 言葉を探して風の中をただよったただ私は 壊さないようにじっと 見つめよう瞳を閉じて自分の肩を抱いてけれどもまだ 苦しい
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