鏡の中の世界に君が 知らぬ間に行ってしまってもいつもどおりに笑うなら私は 気付かなかったかもしれない母のお腹の中のような羽のような優しさに気付かないうちに守られていたそしてそれに慣れきっていた私 最低だよ今までごめんね今 震える声と指先が澄んだ蒼い空気を 飛んで愛とか未来とか嫌いだった言葉さえ 天使の翼になるよ一番綺麗な水を 風を 君に世界は今 初めてゆらめいてひらけていく 光が舞う私は 君と 生きるよ
[前頁] [ユズルの部屋] [次頁]