からっぽで でも長い時間積み重ねてきたものはそんなにカンタンに 変えられはしないよだってもう 錆び付いてるんだ優しさに触れるたび心が暖かい涙を流すたび矛盾がぼくを蝕んでいく人格が 人生がきみのそれと 交わるたびぎしぎしと軋むまるで 許されないことみたいきしきしと痛むぼくが 耐えられないくらい嘘つきだから 嘘をつくよきみに千の嘘の花束をこれが ぼくの精一杯最後の優しさだから何も聞かずに 受け取ってよさようなら 夢の夢
[前頁] [ユズルの部屋] [次頁]