ホーム > 詩人の部屋 > ユズルの部屋 > 立ち尽くす

ユズルの部屋


[167] 立ち尽くす
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


もやもやとした渦が
くすんだ瓶の中を占めていて
でもとりあえずそれを置いておく
そんな方法しかとれないでいる

あまりに弱い光は消えない
きっと世界のごみみたいなもの
わからないのではなくいらないの
夢も明日も 今日でさえも

刹那主義の果て
想いを見失う
終えた時間や記憶から
すべて消えていけばいいのに
消えていけばいいのに

2010/03/09 (Tue)

前頁] [ユズルの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -