詩人:ユズル | [投票][編集] |
天国へ 殴り込んでいって
あの赤い しあわせな味の実を
かたっぱしから 摘み取ろう
なによりも優しい 泉の水を
青い水筒に 汲んで帰ろう
わたしの口から 零れる言葉は
どれも 間違いになって
今まで生きてきたなかで 一番
繊細でとげとげになってる君の
こころに さわってしまう
なんかできるなら とっくにしてる
狂ってしまえたら 楽なのか
そばにいる ことしかできないよ
ただ一緒にいるよ 裸の心で
だって 赤い実も 泉の水も
君に 届けられなくて
ここにあるのは ただ
ちっぽけな わたしだけ
ささげられるのは
この こころだけ