目覚めたら ゆらゆらとしたままでも のせられてさらさら流れる 時間をゆく舟 孤独な舟たたかう なくゆれるわらうつなぐうつむくみちる何も 見えてこなくて不安の森が 消えないあなたの微笑みもあの人の 苛立ちも染み込ませる 布切れとまらない 舟わたしは 見て 感じて ゆくのどこまでも ゆくよ
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