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ユズルの部屋


[229] ひとつの年
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


幕開けを
覚えていますか
少しずつ変わり始めていた
あの胸の高鳴りと
優しいと気づく前の優しさを

どん底ではないと気づく前の
どん底からの再生を

そうして
それから
連鎖と
繰り返しの海で
飛んで
落ちて
泳いで

それから
僕は
人を泣かせ
笑わせ
傷つけて
喜ばせて

それから
ひとつ年を経た

これから
僕は同じ海で
亀の歩みよりも
少しずつ
ほんの少しずつ

ゆく年
すべてのもの
ありがとう さようなら
なんて言わないよ
ありがとう
これからも よろしく

2012/12/31 (Mon)

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