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ユズルの部屋


[244] 宇宙の真ん中
詩人:ユズル [投票][編集]


さようならを告げる
準備をしたのだ
とてもよく晴れた日

マグカップ
倒れて
溢れ出した
暖かいスープ

入れ物を失った
そして

支えられていたのは
カップのほうだったと
気付いたのは
いつだったろう

さようならを告げる
準備をしたのに

宇宙は広がるばかり
それなのに そこには
陳腐なさみしさだけ

何をおいても
何をしてでも
失うくらいなら
ねえ
さみしくって
とても耐えられやしないから

2013/01/27 (Sun)

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