いつだってひどく曖昧センシティブに震えている時間という 空か 旅か 夢か流れ 流れて 流れついたならやさしい胸に抱かれたい光の色にも見えた 鈴の音があった凛としたそれが陰ったあまりにもさみしいと泣かされて 君は君は 冷たい指先をからめてどこへ向かうのだろう君にしか 飛べない空はどうにもさみしさに負けそうで潤んだ瞳で いつも君は 今日も また
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