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ユズルの部屋


[296] 夏景色
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


疲れるのが嫌いなくせに
青い空ともくもくな雲を目指して
坂道さえも駆けあがる
潮のにおいは少し懐かしい
鼓動はわくわくを表し
汗ばんだ手がくすぐったい
鳴り止まない蝉の声
つめたい水に冷やされたトマト
そう この季節というだけで
なんで胸が切なく不思議な気持ち
思い出す夕暮れに
特別な思い出もないけれど
何度目かの 夏景色
やっぱり切ない 優しい
夏景色

2014/07/27 (Sun)

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