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ユズルの部屋


[305] 冬の桜
詩人:ユズル [投票][編集]


吐いた息が 雲みたいに染まる
両の手 紅い指先を 絡ませて
澄んだ夜の空を 見上げれば
オリオンが 変わらぬ姿で
わたしを 見下ろしている
季節はずれの 淡い花びらが
うそみたいに 舞い散る
この瞳に 心に 焼き付けたいのに
人は 忘れてしまうのかな
時計盤を駆ける 針がとまればいい
どうか何処にも 辿り着かないで
この花びらの中で ずっと
触れるか 触れないかの距離で
願いごとは
空に架かる光に 吸い込まれていく


2014/12/01 (Mon)

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