雨あめ降る夜あなたも わたしも あの人も ひとり雫のメロディーが穏やかにたゆたうひんやりした風が身体の真ん中を吹き巡るような想いを抱えてうずくまる人目をそらしたくなる雨の記憶に静かに想いを馳せる儚い人あなたも わたしも あの人も誰にだって水が必要なのそれでも雲の向こうに顔を出せばいつだって星は瞬くよ
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