詩人:ユズル | [投票][得票][編集] |
碧い雫が ぽとりと 弾けた
ずいぶんと 古い 文明に触れたみたいに
どくどくと 高鳴るのが わかった
なにか わからないもの 雲のうえで
きらりと 光が またたくような
そんなものばかり 追い求めていた
追い求めている わたしはまだ
美しい想いが この胸を満たしたとき
浸る輝くみずうみの ほとりで
優しく微笑んでくれる だれかに
同じぬくもりを あげたい
信じている
無機質な 鉄の扉だらけじゃないこと
刻む時計の 音に流される
こころの通わない 繰り返しじゃないこと
やはり どうしても
信じている から