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ユズルの部屋


[373] 砂時計
詩人:ユズル [投票][得票][編集]

淡く みずいろに染められた
いのちが
さらさらと 流れおちていく
降り積もる

ガラスのそとから
こんなふうに優しくさらさらしたいと
覗き込みながら
醜いかたちをとどめ続ける

けれど人間だから
ガラスの中へは行けないの
綺麗な みずいろの いのちは
さらさらと
今も ずっと
優しい 憧れでいる

2018/03/07 (Wed)

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