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ユズルの部屋


[44] ホップ アロング
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


コーヒーカップを置くときの
音だけでも 染み渡る僕らは
置き去りにしてきた光を
ちゃんと知っている

未来とか そんな言葉は
あんまり好きではないけれど
いまだ 熱くさわぐ夢が
はだしの足を動かしていく

真っ白な楽園で
ひとり いた頃は
かわいいちゃちな孤独だけ
抱きしめていたっけ

遠い鐘を打つ
まっさらな空の下
笑い声にみちびかれ
みんなに会いに来たよ

2008/05/11 (Sun)

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