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ユズルの部屋


[55] 真夏の夜のゆめ
詩人:ユズル [投票][得票][編集]


滴る冷たい水に映る
虹色に輝く光と
透明なガラスの破片の
真ん中に立っている

細やかな歌声の響く
遠い神殿の中に
閉じ込められた想いを
決して迎えにいかない

恋が身体を焼き尽くすというなら
灰になって世界を飛びたいわ
あなたが遠すぎるなら
美しく燃え上がりたい

素敵な夜更けの
柔らかな瞳だけを
忘れないでいて

2008/06/06 (Fri)

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