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ユズルの部屋


[84] メランコリックシンパシー
詩人:ユズル [投票][編集]


足首に付けられた
無機質な鉄の輪から
繋がる鎖の先を
私は知らない

裸足だから
冬が冷たい

綺麗なものばかりを
君が集めてるのは
届かない思想じゃなくて
脆い夢を見てた

どこまで歩けるかしら
鎖の長さがわからない
操られてはいないけれど
少しだけ力を感じる

雪が降ったなら
誰かが靴をくれるかな

綺麗なものばかり
私に見せるのは
届かない思想はなくて
脆い共感だった

2008/10/28 (Tue)

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