詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
"偶然"
それは本当に、
偶然の出来事
出逢ってしまった
起こってしまった
たった1パーセント
悲しい運命
ねえ、
泣きながら
ひとり
眠りについて
心が目覚めたとき
気付けばもう
季節は
通り過ぎていたよ
忘れたいと
叫んだ痛みまで
あたしは
忘れてしまったの
こんな筈じゃなかった
こんな筈じゃ...
運命は
繰り返される
知っているの
あたし
きっと駄目なこと
また振り回されて、
泣かされて
枯れぬこと
思い知らされるだけ
傷つき痛んで、
翼をもがれて
立ち上がる術を
失うのだと
知っていたの
あたし
"イケナイ回り道"
ほら、この景色は
いつか
誰かと見たわ
それでももう、
手遅れだった。
愛してしまった
あたし
こんな筈じゃ、なかったけど
どんな言葉を
吐かれても
嫌いになんて
なれないよ
細胞の、ひとつひとつ
あなたに愛されたいと
嘆いているの
ああ、
可哀相なひと
鋭い針
まるで病みつき
あなたの傍で
あたしは知ってる
近いうち
あなたもあたしを、
捨てるということ
『・・・。』
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ゆめをみても いいかい?
いまは まだ
ゆめをみてて いいかい?
くるしいことも
かなしいことも
不安におもうこと も
切りたいと
ねがうことも
それはそれと 認めて
いまは ただ
げんじつを 生きてみよう
<従順な君>になら
スナオになれそうな
そんな気がしてる
生きよう
いまを 生きよう
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にぶい夢を見た
空のない世界
きみを捜していた
追いかけていた
だけどやっぱり
夢の中ですら
ぼくはきみを
見つけられない
少し遅れて
目覚ましが鳴る
気だるい朝の始まり
重いまぶた開けば
窓一つ分の空
だけどちっとも
美しくないや
光がない
きみの心もここにはない
悲しくていつも
泣きそうなのは、きっと
そんな毎日の中に
何かを置き忘れてきたせいだ
この森を抜けた先に
待っているもの
それは、
悪夢とさして
変わらぬ現在
何が幸せで、何が不幸なのか
結局、ぼくは答えを知らないし
知る由もないよ
"唯、流れてる"
手を伸ばしたリモコン
理由なんてない
静寂が嫌いなだけで
だけどがっかり
くだらない星占いや
日々繰り返される、
似通ったニュース
興味のないことばかり
溢れているから
"時々、無性に走りたくなるの"
焦燥感、伴って
リアル
近づく現実感
にぶい夢の後味、かき消して
昨日を連れて
今すぐ逃げよう
そしてまた、
飽きもせず続く
凄惨な営みに
目を逸らして
明日に逃げるんだ
研ぎ澄ました精神も
ふやけた今日には
必要がないの
"段々、現実に疎くなる"
愚かだとか
卑怯だとか
叩かれたって、かまわない
"現代、自分の身は
自分で守らなきゃ"
理想は、当人にしか
描けないよ
諦める理由にするのは
勿体無いから
滑り込んでも
勝ったなら、
文句ないでしょ
あんまり、
本当のことばかり
囁いて
いじめないで
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勇気、
振り絞って
見つめ返した
あのひとの眼は
尋常じゃないほど
鋭かった
怖かった
はじめて見た
はじめて
あんなに
凝視した
驚いた
わたしは
この歳になるまで
あのひとの顔や
体格や
年齢でさえ
曖昧で
知らなかったんだ
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あなたの台詞が
べらべら
ぐるぐる
ときどき
ぎらりと
立ち止まって
あたしを睨んで
幅をきかせる
面倒なことになった
じんわりと汗ばむ
脳を拭う
あなたはにんまり
星の数だけ
キスしてくれたら
許してもいい、と
ねえ、それは
一生をかけて償え
ということに
なりはしないかしら
やんわりと狭まる
愛を拭う
あなたはだんまり
寄せては返してゆく
波は
一昨日の決意まで
掻き消したの
誤魔化して逃げるのは
容易だけど
あたしには
出来そうに、ないし
得策にもならない
かしこい演技
だって
したくない
"拒めば、終わり"
じゃないけど
ときどき
ひらりと
立ち止まって
物欲しげに覗かせる
きみの眼が
取り返しのつかない処まで
あたしを
誘うの
結末は、
いつも予想外なほうへと
転がる
べらべら
ぐるぐる
あなたの台詞が
まるで
呪文みたい
あたしを縛って
離さない
どうしてだろう?
窮屈な愛情が、
いま
あたしには
とっても
心地良いみたい
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陽のあたる坂道で
影を探した
現実を
遠く感じる自分が
怖かったから
何する訳でもなく
ただ、そこで
愛してくれたきみも
そんなあたしに
愛想尽かし
気づけば、
牢獄に置き去り
救われるのは
勝者だけだと、
云わんばかりの瞳で
裏切りが許せないなら、
報いればいい
なんて
誰かが微笑めば、
打ち消すように、
理性が流れ込む
日曜の午後
hertzは良好
電波は3本
引き込んでく現実に、
為すがまま
言いなりの
あてもなき
日曜の午後
ああ、あたし、未だ...
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信じることは
むつかしいけれど。
それでも、きっと
ここで逃げたら
ぼくはもう
ホントに
消えそうなくらい...
どこにもゆけずに
なんにもできずに
知らないフリをして
ただ、うずくまっていたいのに
時間は過ぎてく
みんな、わたしを置いてゆく
みんな、笑顔を浮かべてる
周りはそんな
わたしを責める
こんな溢れそうな
言葉たちを
今、
あなたがたに
ぶつけたなら
きっと
泣くのでしょうね
きっと
壊れてしまうのでしょうね
演者に成りきるのは、
とっても
カンタンなのに
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夏休みの宿題みたい
とっとと、
やっときゃあいいのにさ..
余裕こいて
くだらない遊び
興じて
ギリギリになって
焦りだす
31日は大忙し
おかあさんも道連れで
『完徹でキマリ★』
...なんだかなあ
後悔すること
目に見えてるのに
なんでかなあ...
辛くなるのは
自分に
決まってるのに
何度、頭を叩かれても
鈍すぎる
ボクら
痛い目見なきゃ
わかんない
最低でも9回は
そんなチャンスが
与えられてるけど
結局、現在
繰り返しているのなら
意味のない反省心
【日々、8月31日】
1年後のキミが、
「1年前に
やっときゃ良かったって
嘆いても遅すぎるよ」
なんて
愚痴っても
遅すぎるよ