詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
汚染されゆく空に御託を並べても
変わる努力なしに繋がることなんて、ない
明け方の迷路は、ややこしく、遠く
何処が入り口だったかも忘れ
出口を探す気にもなれず
傍観者の言葉も偽善者の救いも
ぜんぶ、吐き捨てて
フリダシに戻っては、その伏線を確かめる
温度差に胸打たれ、嘆き、
求めては拒否を繰り返し
ただ、流れゆく水のように
気紛れに愛を語り
寄り道することも
想いを告げることもなく
たった、ひとりぼっちのまま
あたしは、息を止めてしまうんだろう。
偽りを見抜いてくれることや
強がりをぶってれることを望んだだけなのに
太陽は歌うのをやめ、月は堕落し
また、あてもない答えを
探す旅が始まってしまうの
こんなにも、臆病なことはないでしょう?
旅人は、果てしなく明日を追い求め
その足取りは、逞しく光るけれど
振り返るとき。
走馬灯のよに駆ける日々に
あの日のあなたのやさしさは
掻き消されてしまう
そして、これが自分だったと気づくとき。
そこで初めて、あたしに価値は与えられ
この生涯に悔いなどなかったと。
誇って、死んでゆけるのよ...
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
試してるんだろう
これは、神様の溜め息
荒れる波模様と
酷く美しい横顔
『君には、それに見合う覚悟が、あるか?』
待ち望んでいたんだ
いまが、そうなんだ
すべてが重なりあい
奇跡のように結ばれて...
ほうら。確かな鼓動
ここに息づくもの
ここに芽吹くもの
ご覧よ!
向かい風の中
いざ、ゆかんと
極東から日が昇る...
信じてくれ
きっと、力になるから
愛してくれ
夢は、形になるから
あの人は微笑んで
絶対に諦めないと
確かに云ったんだ
絶対に、すべては、うまくゆくのだ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
いつになくはにかんで
超えようと
二人は決めて
強さは弱みを握って
ほんの少しの
隙間が急に
距離に変わったりした
夜はやさしくて
やさし過ぎるから
罪だと云える
そしてそれは
君についても、同じ...
これからどうしようか
明日から
どこへゆこうか
宛名のない葉書き
握り締めた
まんまで
もう戻れないこと
知ってるから
振り切ったよな
決意の横顔
容易く出来そうに思えて
だけど、恐くて...
君のいない日は初めて。
景色がね
くるくると
ただ歪みそうになる
眩暈の朝は
許して、なんて言えない
嫌いだなんて、言えない
そっと、撫でただけ
僕は空を
撫でただけ...
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
同じ今日は
もう二度とやってこなくて
同じ君には
もう二度と会えなくて
同じ私も
もう二度と。生まれない
だから、忘れないで
生活の中の「自分」を
ほんの少しだけ大切にして
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
スクールライフと
私生活の境目に
やっと、恋の時間ができた
嬉しい
二人はもう
他人なんかじゃ、ない
私は君の下の名前
噛み締めるように呟いて
それだけで幸せだと
思える自分が
とっても、とっても幸せなんだ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
明日の夢へと
つづいてゆく
日比谷線
「いっそ、中目黒まで...!」
それでも
あたし低血圧
不器用の顔
今しかない
イマしか...
「現在だけ...」
聞き飽きた。
もう少し
あと、少し
「お願い。無視してよ」
誕生日だから
特別なフレイバー
他には
なんにも
要らないからさぁ。
カクテル
飲み干して
頭に釘を刺すの
迷わず行けば
君は、居てくれる?
待っててくれる?
「...嘘つきばっかり!」
信じない
人なんて
信じないよ!
信じない
しんじない
シンジナイ...
あ〜ほらね
もう、宿題の時間
さあ始めよう
信じることを
始めよう
今日は明日へ
つづいているから
夢のつづきも
未来が知ってるわ
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
そばにいること
両想いなこと
気づいたらそれは
当たり前になって
当たり前になったなら
ふたりの感度は
ちょっとずつ
ちょっとずつ
鈍っていったみたい
日常に溢れだす
知らない名前
知らない会話
知らない横顔
ねぇ、昨日は何をしてたの?
君のこと
疑いはじめた午後
ホントは少し
かなしかったんだよ
雨に濡れたまま
乾かないの、ずっと
甘い夢を見たくて
掴んだ恋は
とてつもなくニガイ
現実の渦だった
メールの返事
すぐに出せずに
躊躇する心に
この恋の限界を感じてた
絵文字を並べて
ウソをついたら
わたしの気持ち
見透かすように
君は一人で
行ってしまった
寂しいって
素直に言えたなら
今すぐ
逢いに来てくれた?
痛い痛いって
胸がうずく夜
どこを探しても
答えは見当たらない
ホントはとても
かなしかったんだよ
雨粒のなかに
心の涙を隠した夜
君の腕をひく
それだけのことが
何故、できなかったの?
後悔の理由
寂しいって
素直に云えたなら
今すぐ
逢いに来てくれた?
愛しいって
素直に云えたなら
あのとき
逢いに来てくれた?
「君のことが好き」
それだけのこと
何故、言えなかったの?
何故、言わなかったの
ぜんぶ今更
だから。くるしい
当たり前に
君が好きだったって事実
静かに噛みしめてた
痛い痛いって
胸がうずく夜
痛い痛いって
強く叫ぶ夜
臆病なわたしの恋は終わったの
知らない君は
知らない誰かと
知らない街に消えてゆく
当たり前に
わたし
君が好きでした
ぜんぶ今更
だから、せつない
ずっと。せつない
詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
人並みかきわけて進んでく
窮屈な窮屈な現代社会
はめこまれたようなソレ
"画一的個性の乱舞"
隣合わせの虚しさに酔ったの
まだすべてがホントで
もう、すべてがウソ
ざわめく色彩が心を乱してく
囃したてる、その悪魔
休むことなく鳴り響く
この心音は何を伝えるの?
ただ、自由が欲しい
それだけのために
虚勢を張るのだって厭わない
月が笑うから...
とてつもなくコワくて。
はぐれそうな夢を
なんとか、繋ぎ止め
溜め息を数えたりしてたけど
結局、言葉は
温度を超えないよ
君の明日は私には掴めない
若すぎた日の荷物は
憂鬱の最中に融けて
どうしようもなく
さびしくて、くるしい
解っているから
いつも、もどかしい
濁っているのは世界のほう?
それとも、私の瞳なの?
こんな場所から
妄想、積み上げたりして
気持ちを発信しつづけたりして
...届くのかな
明日は、誰かの心を
揺さぶっているかな?
ときどきは確認したいんだ
病みあがりの夜の
あの、ちっぽけな脱力感
君も知ってるなら
迷わず、剣をかざして
光りを映してよ
ためらわずに
あの夢で壮大なキャンパスを
好きなだけ
「はばたいたって、いい」