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快感じゃがーの部屋  〜 投稿順表示 〜


[430] 秋が生まれる
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恋にはぐれ、
幾つかの

季節が過ぎ





少し
大人になった

私の元へ





嗚呼、
またやって来た



大嫌いな

ノスタルジーのじかん













あなたは云ったわ


絶対に
帰ってくると










あなたは云ったわ


絶対に
倖せにすると















現実音が
遠のき始めてから



あたしは
酷く

塞ぎこんで、



あなたのこと
すら

思い出せなくなって










仕舞いには
もう



この手には
何にも

残ってなかった













気づいたとき、
窓の外では

3度目の木枯らしが
あたしを責めた





あたし一人、
取り残されたまま

何度だって


秋は生まれる。













庭に植えた
マリーゴールド

一緒に見てた
茜色の夕暮れ










あなたが
好きと言ったものは

すべて





いつだって
秋のなかで

廻っていたよ













出会った日
別れた日



愛した日










あなたと居た夜は
何もかも

すべて





いつだって


いつだって
秋のなか













気づいたとき、
窓の外では

5度目の落ち葉が
あたしを包んだ





あたし一人、
置いてけぼりで

何度だって


秋は生まれる。


2008/02/04 (Mon)

[431] 一人事
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父親は
逃げたと聞いた
成る程。
と思った
同情はできなかった
無責任なのは
君も同じ
ささくれが
広がって
時々支配して
心が悪魔になる
それを
埋める日の
単調な笑い
あ。
まだ持ってたんだ
そのプロミスリング
懐かしんで
成長を
感じる瞬間
憂いまでもが
顔を出す
センチメンタルは
嫌い
湿っぽさが
心地悪くて
こういうのは得意だ
嘘吐いたり。
騙されたり。
理不尽な世界で
育った
私の専売特許
変な目で見つめないで
沈黙が
感傷とか
連れて来る
心変わりと
進化は違うよ
馬鹿みたい
独り言が
あんたにも
届いてた

2008/02/04 (Mon)

[432] 倦怠期
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辛いのは、
何にもないこと。





"あなた"に
悩まされたい


なんて





贅沢な悩みで



今日も
眠れそうにありません。


2008/02/04 (Mon)

[433] ブラック・ピーター
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一方通行でまた
躓いて

もうどうなってもいい
なんて

そんな愚痴で終えた

ねえ

今日が明日に
変わる前に

メールしてよね

まだ
誕生日は

終わってないから!

2008/02/05 (Tue)

[434] 全速
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待機したまま
世界が折り返して

このまま
何事もなく
終わってしまうのは

厭だなあって
ちょっと思った


日々前進してく
誰かを称えたら

『ナントナク、

立ち止まっちゃ
いけない気がするだけ』

そんなこと言われて


急に、どうしようもない
やりきれない

気持ちが逸るから
寂しさ。追いつけない


大人を演じ続ければ
様にもなる?
期待してもいい?

答えより道筋で
ここにあるもの
一つずつ

あなたにも
見せてあげたいから...


だけど本当は
そんなの詭弁で
一番、願ってるのは
自分自身だった


笑われてる、んじゃなく
笑わせてあげてるの

ここにあるもの
一つずつ
確かめていけばいい


だって
まだ、全速力じゃないよね?

2010/02/07 (Sun)

[436] 空中庭園
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『きっと何にも
出来ないのだから。』

何年か前に
誰かに言われた言葉

それからは

せめて誰かの
足を引っ張らないようにと

ただ黙って
生きていたけど

『それさえ危うい』と
君が言った後で

今なら

飛び降りること
くらいは

出来ると思った

2008/02/05 (Tue)

[437] 杞人の憂い
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私の世界は、
とても狭くて



私の器は、
とても小さくて










今、溺れそうなのは



そんな容量を
上回る欲望を





隅に隠して、
生きているから










片付けられない
引き出しを

何度も開けては、



意味のない

再確認










たまに
忘れそうになって、



酷く不安になるよ










どうして
私は、


こんなにも

無力なの










あなたが、
痛いと言った



私は、
居たいと言った



ずっと
居たい、と言った










それももう
現在、

戯れ言にしか
ならないなら





守っておいても
無駄なことでしょ










何をそう
緊張して、

理想に
こだわっているの




2008/02/05 (Tue)

[438] days
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ぎくり。としたとき

これが自分の
不注意であったことに
気づいたんだ

そして何だか
急に泣きたくなって
心の中で頭の中で
もがいていた

耳につく声がうざったい

どうしてと聞かれても
多分答えはなくて
応える術もなくて

どうでもいい

ただ消えたかった

ひっそりと存在を
掻き消して

認めなくっていい

中途半端な優しさ程
悲しいものはない

私にとってあの人は

それ以上でも
それ以下でもなくて

もし変えられるなら
全てを変えてしまいたいけど

無謀な願いと知ってる

知っているから
悲しくて切なくて
こんなにも苦しいんだ

現在をそっと掻き分ける

心臓の鼓動がはやい
はやいはやい

目まぐるしく
景色が人間が
入れ替わる

やるべきことも
知っている

知っているから
窮屈で退屈で
こんなにも卑屈なんだ

それでも掻き分ける
現在を掻き分ける

祈りはあるけど

もう待つだけの夜は
やめたよ

私は私を生きる
そして眠る

明日こそ
良い日に出来るように。

また意味もなく
気力で養う日々に

還ってゆく朝

あなたは言うんでしょう

答えを求める事自体が
間違ってる

だから私は
正反対の道を選んだんだよ

2012/04/20 (Fri)

[439] マニキュアとリムーバー
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振り向いて
過去を顧みる事を
忘れてしまっていたみたい

だけど
そういう類は
私は、苦手

終わった日を
愚痴ったり
ああすれば良かった
こう言えば善かった

過ぎたものを
掘り起こすとき
いつも、後悔は付きまとう

でも。近頃は違うの

メールもマメにするし
電話だって、怖くないの

大人に成った感じ

それが正しいかは
解らないけど
いつも、正しいと思う
道を選ぶことにしてる

懺悔で陶酔するだけの
幼稚な世界を
抜け出して

多分、反省は必要なんだと
今は素直に思える

痛みは刻まなきゃ
無かった事になってく

だから明日からは、きっと
もっと笑える様な
予感がしていて

私は、まだまだ
成長の過程だと識った

時々何もかもが
嫌になるし
退屈でもあるけれど

それは
"残念"じゃなく

より良い自分に
出会う為の
ちょっとしたスパイス

今は、素直に歓迎できるよ

だから
君の言葉も
少しだけ味わって

苦い夢を
忘れないようにした

私は、まだまだ
成長の過程だから
道を逸れたら
待っていて欲しい

ここにある答え
全部を紐解くには
時間がかかりそうだね

手伝ってくれる?

2011/07/07 (Thu)

[440] 人生のズル休み
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消耗品だから
ストックが欲しくなったり

それは我が儘で
単なるエゴの塊なんだけど

自己愛がいつかは
他人への愛を

生む気もしていたんだよ

多分それは正当化ってやつで
君を殺した一番の元凶

2008/02/05 (Tue)
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