詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
父親は
逃げたと聞いた
成る程。
と思った
同情はできなかった
無責任なのは
君も同じ
ささくれが
広がって
時々支配して
心が悪魔になる
それを
埋める日の
単調な笑い
あ。
まだ持ってたんだ
そのプロミスリング
懐かしんで
成長を
感じる瞬間
憂いまでもが
顔を出す
センチメンタルは
嫌い
湿っぽさが
心地悪くて
こういうのは得意だ
嘘吐いたり。
騙されたり。
理不尽な世界で
育った
私の専売特許
変な目で見つめないで
沈黙が
感傷とか
連れて来る
心変わりと
進化は違うよ
馬鹿みたい
独り言が
あんたにも
届いてた
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恋にはぐれ、
幾つかの
季節が過ぎ
少し
大人になった
私の元へ
嗚呼、
またやって来た
大嫌いな
ノスタルジーのじかん
あなたは云ったわ
絶対に
帰ってくると
あなたは云ったわ
絶対に
倖せにすると
現実音が
遠のき始めてから
あたしは
酷く
塞ぎこんで、
あなたのこと
すら
思い出せなくなって
仕舞いには
もう
この手には
何にも
残ってなかった
気づいたとき、
窓の外では
3度目の木枯らしが
あたしを責めた
あたし一人、
取り残されたまま
何度だって
秋は生まれる。
庭に植えた
マリーゴールド
一緒に見てた
茜色の夕暮れ
あなたが
好きと言ったものは
すべて
いつだって
秋のなかで
廻っていたよ
出会った日
別れた日
愛した日
あなたと居た夜は
何もかも
すべて
いつだって
いつだって
秋のなか
気づいたとき、
窓の外では
5度目の落ち葉が
あたしを包んだ
あたし一人、
置いてけぼりで
何度だって
秋は生まれる。
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気にしない
どうでもいい
誰かが何を言っても
気にしない
どうでもいい
誰かが私を嫌っても
何処にでも
行くわ
あなたの為なら
地獄でも
行くわ
あなたが居るなら
きっと、素敵な世界。
時々は
愚かな時代だったと
悔やむ
いつか、君にも分かるでしょう
いつか
いつの日か
君にも理解るでしょう
真実は、現実じゃない
何処に
行こうか
あなたの為に
天国は
どうかしら
きっと、素敵な世界
あなたが居るなら
きっと
素敵な世界
空に花が舞う
景色が歪む
隙間で誰か泣く
今日が、明日を迎える
きっと
素敵な世界!
現実は、真実じゃない
あなたは
もう
知っているはず
目に見える
総て
抱きしめているの
恐れてしまう
ときも
あるから
離さないでいて
私の指を
浚って、きらめく
さあ
今すぐに
さあ!今すぐに
ナントナク、で
ちょうどいい
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無言のまま
置き去りにされた
二人の季節は
北風の中
ねえ
あの時
私が手を引いても
多分
良かったんだけど
君が靡かなかったことも
知っているから
こんな後悔も
如何しようも
ないよね
あー
最後に
何か言えたなら
この唇は
君にどんな言葉を
捧げたかなあ
ありがとう?
さようなら?
それも何だか
在り来たりで..
だけど
強がりで
意地っ張りな
私だから
美しい台詞は
出てこなかった気がする
ちょっと考えて
深く溜め息
夜空に
星はなく
出会った日から
今日までの
沈黙に落とされた
手の中
光る合鍵が
二人を繋ぐ
唯一の
絆みたいに
思えていたよ
ただ一人
許してくれた
私を認めてくれた
そんな
存在だった
あなたが
まさか
過去のひとに
なってしまうなんて
ねえ
あの時
私から幕を下ろしても
本当は
良かったんだよ
それでも
やさしすぎる
君だから
選んで
傷つく側に回った
そうゆうことでしょ?
ああ
こんな後悔も
もう
如何しようもないのに
痛み
受け止めたつもりで
二人
すれ違った
キスのタイミング
はらはら
落ちる楓は
紅葉を忘れた
真緑で
不意打ちの
ざわめき
そう
君がくれた朝日と
馨る
ときめき
探さないでね
恋の痛手は
そっと
北風が吹き消して
確かな足跡も
いつしか
次の誰かに
汚される運命と
したら
今は
刻んでおきたいの
君を
そっと
そっと
やさしく遠く
壊れないよに
包み込んで。
今は
君を刻み付けて
生きていたい
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登下校で
一緒になったのは
偶然のことで
同じ色の傘で
並んで歩くのには
ほんの少し
勇気が要った
緊張と震えと
心臓の大爆発
目が合わない様に
わざと深く
帽子を被って
当たり障りなく
時間割の話とか
部活の話なんかをして
ようやく
分かれ道に
差し掛かったとき
ちょっとの後悔を
薄めてくれたのは
君の素敵な言葉
話せて良かった
有難うなんて
これ以上
心を泣かせないでくれ
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奥行きのリアルに
少しだけ
慄いた
ふたりは
生まれたときから
一緒だった
みたいに
考え方とか
語尾の癖
好きになるものまでが
一緒だった
時々
ほんの1ミリの
乱れも
厭になる
過敏な季節かな
悪い風潮が
自分にも
流れ着いてきている
舌打ちで
終わらせて
答えを待った
歩幅
合わせてみたり
同じ歌
口ずさんだり
虫歯を
見つけて
喜ぶところまで
何もかも
共有
しておきたくて
ちょっと
躍起になってた
気がする
今更
だけど
感じるのは
薔薇のない
刺も
刺のない薔薇も
つまらないって
ことだ
興味はない
薄れ消えゆくものに
見入ってしまう
時間こそ
大切にして居たい
多分
人間ってのは
そうだ
妄想が
微笑みを拒んで
堕落した後で
不意打ちの
溜め息
望む成果は
得られないことを
知る
ぼくの予感は
偶に
当たる
(それも
良くないことばかり)
くだらぬ夜に
魅せられすぎて
酷く
方向性を
誤った感じ
謝罪より
感謝の弁ってやつを
大切に
取っておくのは
やっぱり
性分だろうから
適度な
距離で
まだ護っておこう
心の痛みで
死ねる
なら
こんなに
素敵なことは
ないさ
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めまぐるしく
彩られて
この白いキャンバスは
いつのまにか
美しくなって
君の願ってた
悲壮感は
もっと美しくなって
このまま
息絶えても
きっと
君は良かったんだね
ねえ
君の云う
強さって
一体
何だったのかなあ
真っ黒に塗られた
トランプじゃあ
二人の未来は
占えない
ねえ
君の云う
愛って
一体
何だったのかなあ
結局、僕らは
得体の知れない
感情に
突き動かされていた
だけなのかも。
確信もなく進んだ道で
折り返して
別れた
そんな
あっけない日で
だけど
時々は
思い出しても
いいかい?
堪らなく
好きと思える瞬間に。。。
そうだね
今更
口説き文句には
なんないけど
ちょっとぐらいの
後悔があっても
ゆるされるでしょ
キャンバスの余白は
君のため
まだ取ってあるんだ
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星屑の中、
祈りを集めたら
くちびるが囁いた
あなたの名前
無意識が求めてる
切なさをくれる
君へ
曇り硝子に、願いを込めて。
なぞるのは
きっと
もどかしい昨日より
潔く迎える
明日の為
今だけは、
何にも言わずに
わたしを見てて
ちょっと痛いくらいの
眼差しが
好き
「薔薇は、枯れるのを
待っているんじゃなくて
咲き誇る日を試してる」
季節が
もう一度、
ふたりに廻るとき
"答えは、出るはずだわ"
摘み取った
愛で、
君を飾るから
一番に選んでよ
わたしの
ことを
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有り余る英気と知力と
愛情と
あなたへ注いで
生を全う
今だけでいい
今だけが
ふたりにとっての
確かな共有点
理由が時々
世界を変えてしまう
主観で覗く
僕らの素敵
包みを解いて
真っ先に
届けたら
喜んで欲しい
目を丸くして
口を開けたまま
瞬きを忘れた
あなたの笑顔を
正面から
焼き付けておく為
一瞬の後悔を
明日に流す為
期待を
裏切りたくなるかい
歪んだ僕らの
悪い癖さ
もういいよで
君を見つけたら
手を繋ぐ
笑い合おう
より良い日の為
いつかの僕の為
選択は
前進、それだけ
気負わないで
ただ、
真っ当
細い前髪が
揺れ動くときに
額に
口付けるさ
選択は
前進、あるのみ
甘く甘く甘く甘く