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[119946] 実話

詩人:快感じゃがー


登下校で
一緒になったのは
偶然のことで
同じ色の傘で
並んで歩くのには
ほんの少し
勇気が要った
緊張と震えと
心臓の大爆発
目が合わない様に
わざと深く
帽子を被って
当たり障りなく
時間割の話とか
部活の話なんかをして
ようやく
分かれ道に
差し掛かったとき
ちょっとの後悔を
薄めてくれたのは
君の素敵な言葉
話せて良かった
有難うなんて
これ以上
心を泣かせないでくれ

2008/01/29 (Tue)
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