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快感じゃがーの部屋


[1266] 紫の疑惑
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]




げんじつが
現実が

押し寄せてくる



こわくて
たまらない!




だれもいない






窓辺で花が揺れていた

せつないくらい
きれいな花





最後に見たのは
それだけ






思いだせるのは


本当に
それだけ







終わりが
やってくる





波にさらわれた
わたし



ぎゅっと眼を閉じた





きみがいない

だれもいない




現実を
捨てたい






終わりがやってくる


どうしよう!





あの花を
折ったのは


いったい、だれなの



2009/07/13 (Mon)

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