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快感じゃがーの部屋


[1458] いつも、君
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]




精一杯の勇気で
振り絞った声

騒音と
朝のラッシュアワーのなか

溶けて



君の名前だけ
ひらひら

宙に舞って落ちた

隣であの娘が
笑ってた



天気予報では
今日は晴れるって

ちゃんと
言ってたはずだけど。



あたしの心は
くもる、クモル、曇る

見透かさないで!

取り繕った
笑顔の下の憂鬱に



あああああ...

なんだか
嘘をつきたい気分

君のことなんて
嫌いだって

自分に
嘘をついてみたい気分



だって

夢の中では
確かに

君とあたしは
結ばれてるのに。



あああああ...

なんだか
泣きたくなってしまう

君のこと
まるごと嫌いになれたら

こんなに
悩んだりしないよ



神様って...残酷。

壊れかけのシャボンは
右から左へ...

ふさぎこんで
ひとり

見つめた空



逆風が弾き飛ばす
少しのためらい

穴があくほど
ずっと

見つめたい空



明日へとつづく
祈りの列車の

窓から見える?
淡い淡い、期待



素敵!

「同じ車両なの?...偶然!」
...なんてね。



あああああ!

報われたい
救われたい

選ばれたい



鈍感で
やさしすぎで

お人好しな君



目が合うだけで
視線、逸らしてしまう

この純情

どうすれば
君にも伝わるの?



あああああ...

あの娘が
また笑ってる

目配せ
意味ありげ



"仲間ハズレは、とてもさみしい"



でも。

あたしの勇気
ことごとく

かき消すのも君だけど



あたしに勇気
くれるのも

なんでかな?

いつも君なんだ



2010/10/03 (Sun)

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