詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
ときどき、何もかもが
厭になるのです。
ときどき、何もかもを
吐き出したいのです。
醜い電波のなかに
自分自身が
埋もれてしまいそうになるのです。
ときどき、何もかもを
ひっくり返して
ときどき、何もかもを
壊したいのです。
そうすると、少しだけ
楽になれる気がするのです。
後進が前進を
産む日だってあるのです。
昨夜の赤い月・・・
隙間なく並べて見せた虚勢に
私は、また傷ついて
空はか細く鳴くでしょう。
溺れてしまえば、きっと
そう。酸素なんて
もう、要らないはずなのに。
私は、それをどうして
こんなにも
かなしいことだと思うのでしょう。
闇が光を遮ったんじゃない
光が闇に屈しただけで、
あなたが悪いんじゃない
周りが味方を知らない
そう云ったなら、
もう一度
私の手をとってくれますか。
花は、ただそこで咲くのに
ただ、そこで咲くのに
見返りも求めずに
ただ、そこで咲いて散るのに。
ここに正しさを測る
物差しがあったなら、
もう一度、あなたは
期待してくれますか。
私は強くなんか、なりたくはありません。
弱さにすがってしまう
弱さを捨てたいと思うだけで・・・
ときどき、何もかもを
切り裂きたい
この衝動。
現状は、「暫定」なんかじゃ
決して塞ぎ切れません。
『どうするおつもりですか?』