心は呼吸を止めたまま
枯れてゆく日を
待つのみで。
君の傍にすら
近づけなくて
なんだか、無性にじれったい。
すべてを拒んで泣いた
あの月日を
忘れたわけはないだろう?
こんなにもどかしくて
苦しいはずの
今も、まだ
何かしらの痛みを
期待していたりする。
君が居た夜、君と居た夜。
空っぽのベッドと
絶望色の朝...。
生々しく臭って
あの光のなか、
吸い込まれ
まるで、
何もなかったかのように
日々は過ぎてゆく。
ただ、ただ過ぎてゆく。
私の目の前を
素通りしてゆく。
お前は無力だと
現実を突き付けてくる。
2012/10/11 (Thu)