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快感じゃがーの部屋


[1667] レモネード
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]




コポコポ...

憂鬱を吐き出して

泡になった痛み
受け流して



でも、不思議...

嘘みたいに
急にラクになって

君の顔

なんだか
遠ざかってったの



重たいなあ。



サイズの合わない
見栄はブカブカ

取り繕った
その傷も

ねえ、

何のために
あるとゆうの?



ラムネとレモネードを
間違えた

かつての日本人みたく。



ほら!君も!

あたしの気持ちを
取り違えてるよ



在りし日の「絶対悪」

燃やした手紙も
あとで、後悔した



現実を遊ばせて
夢を転がして

劣等生と

呼ばれたくなかった
あなた



必要以上に膨れた鎧が

君を自滅に
追い込んだのかな?



だけど、あのとき
何にも言えなかったのは

怖かったからじゃなくて



きっと、

自分が一番
大切だったから。



残ったものは、たったそれだけ

残ったものは
たったそれだけ...



淡い甘さが残る唇に

ほのかな
君のコロン



なんだか、泣けてきちゃうや





P.S



ラムネとレモネードは
全然、違う飲み物です!

もう、間違えたり、しないで。




2012/10/09 (Tue)

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