詩人:快感じゃがー | [投票][得票][編集] |
淀む心が
不意に捩れた
精一杯の呼吸と
醜い抜け殻
悪気なく、君は
少し笑って
軋む軋む
・・・また軋む
いつも
空ばっかり
見てるから
足元の私に
気づかないのね
きっかけがほしくて
指輪をなくしたら
本当のことまで
見失ってた
怯まず進む
勇気がないよ
自分のためにだけ
生きてみたいのに
薄っぺらな心が
恥ずかしくなる
アイデンティティー
誰かが汚す
展望なんて
何処にもないよ
希望したいのは
ひそやかな幸福
たかだか
底が知れている
、真相
アイデンティティー
誰かが書き足す
繋いで、何かを。
確かな事実で
解けないように
揺るがないように
どんなに
高い波に
襲われたとしても
浚われない
強い愛が欲しいの
だけど、本当は
私は上手く泳げなくて
遊泳区域を
はみ出せなくて。
「酸素のない場所は
こわいんだ」
その鎖は、やがて錆び
重くなって
ただの枷になる・・・