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快感じゃがーの部屋


[1816] 顔のないひとへ
詩人:快感じゃがー [投票][編集]

こんにちは。はじめまして
名もないひと、顔のないひと

突然ですが
私の近況をお知らせします


現実は厳しいです

いつも繋がれています


短い鎖に繋がれて
重たい枷に縛られて

とてもちいさな世界のなかで

小さな世界の狭い行動範囲で
窮屈に、私は暮らしています


笑うのも泣くのもなぜか
覚悟が要るこの場所

勇気の所在を知りたいけれど
応答は、まるでなし

日常をやりこなし
演じるように息をして

今では嘘ばかり
得意になりました


本音を晒すことは、大人の試練
逢いたい人に逢えない現実

やりたくないことをして
生きるためにして

それでも、欲しいものを
手に入れることは叶わず
行きたい場所にも辿り着けない


葛藤と矛盾を抱えて

そんな私の生活は
もう8年目に突入します

そちらはどうですか


わがままに乱れて
泣きだしたい衝動は
ときどき、夢のなかで爆発します

そう。彼にだって
逢える、触れられる
笑える、泣ける、怒れる

ぜんぶ思い通り

でも、愛は私を救わないし
私は愛を救えない


見切り発車で動きだした
真っ黒なソレ

馬乗りのまま

行き先を知らず、浮かれている
ゆきずりの君は
なんとまぁ。滑稽なこと


あのとき、心を見せられたなら

私は笑うきっかけを
知ったでしょうか?

他力本願だと思いますか
愚かでしょうか?

失うから得るのですか

得るから、失うのですか?


こんな私を打算的だと思いますか
むしろ正直ですか?

でも、彼は私を救えないし
私は彼を救わない

結局は、それに尽きるわけです


そちらはどうですか?

たのしいですか
くるしいですか

笑えていますか
泣きたいときには泣けますか


名もないひと、顔のないひと

生きているから
傷つくこともありますが。

こうしてまた、宛てもなく
気が向いたときには
駄文をつづっても、いいですか

聴いてくれますか?


約束します

明日ある限り
ふたりが望めば、逢える日も
いつかきっと来るでしょう

ではまた

2013/07/05 (Fri)

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