空からヒトツ
またヒトツ
おちてくるよ
重い 重い 鉛のうた
雲も出てきて
なんだか
冷たい空気
明日は 雨かな
あんな風に
笑えることを
夢見ていたし
望んでた
だからあたしは
震える息を
押し殺したの
まっすぐな瞳を
見つめ返したのに
通り雨。にわか。
きみの色 薄れてく
ねえ
あなたのお顔を
もっとよく
みせてよ
こんなキモチじゃ
死ぬことなんて
できない
痛みのない嘘なんて
要らないよ
過ぎてしまえば
忘れちゃうもの
ねえ
今あたし
何処へゆけば
いい?
ああ
「鉛色・・・」
2007/10/22 (Mon)