貴方がくれた
鋭さ
彼女が身に着けた
弱さ
私が此処に
極めた
痛みと憂鬱
掻き消してくれないか
見える空は
いつも
歪んでいて
雲ひとつなく
闇を
誇張するから
あの日まで
無かったことに
なりそうなんだ
代わりに
すべてを
嘆いて欲しい
世界の
総てを
憂いて欲しい
ああ
貴方の空は
今も
晴れ渡っているの?
澄ました顔してさあ
卑怯な色
マーブルに
濁す
言い訳が
嫉ましいくらいに
美し過ぎた
それだけで
満たされない夜
投げ出した
身体が
三日月の
明かりの下で
酷く
薄汚れて見えた
2008/04/25 (Fri)