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快感じゃがーの部屋


[395] キラーダスト
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



汚染される前にと

手に取ったマニュアル

潔癖な誰かの

石鹸の匂いで

も一度

運命論

引き戻されそうになって

読み耽ったなら

結局は同じだった

現在が正しい

そう思えばきっと

怖くない

畏れを超えて

君がゆくとすれば

もうあそこしかないって

何となく

多分解ってた

でもこの本には

対処法が書いてないね

肝心なことは

いつだって

"自分次第"

手っ取り早く

片付けたいんじゃなくて

もう感じたくない

様々な気持ちも

あらゆる角度からの

立体的擬態

大人の建て前とか

嘘ってやつも

もう見たくないと思った

今度こそ

本当に

心の底から

生きる気持ちになれなかった

いよいよ

最終更新とやらだ

ぼんやりとした

そのときめきは

やがてくっきり大きくなって

そろそろ

輪郭を現す頃合

鈍い音

奥行きは何だかリアルで

埋もれて死ねたら

きっと本望

たった一つの独創ライン

君は先に越え



夜になった

2008/01/10 (Thu)

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