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快感じゃがーの部屋


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詩人:快感じゃがー [投票][編集]



恋人、と
呼べないまま

ずるずると
時は過ぎて



ふたりは
いつも

心細そうに



何処かを
彷徨っていて



曖昧な日々の
途切れた

路のうえ



ひたすらに
なぞった

痛みと未来



そばにいてね

離れないでね



ただ、泣きたくて
手を伸ばしていた



冷たい
今日の頂点



あなたの指が
また

戸惑いを解き



わたしを
裸にさせる

2008/01/20 (Sun)

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