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快感じゃがーの部屋


[62] 賞味期限切れ。
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


街を流れる
人の顔


何故かな

みんな
同じに見えていく



分かってるよ

"狂ってる"



どうしようもないから

煙草に
火をつけた




ねえ
いつからだろう?


信じる事も
愛する事も

昔は素直に
出来てたはずなのに



今じゃ歪みきって
空が遠い


これもひねくれ者の言い訳





"君が居ない世界で
一人ぼっち"







僕らは一体
あの日

どんな永遠を見てたかな



その目に映した
鮮やかな夢を

もう一度ここに
呼び起こしてよ




大切なら大切だって

ちゃんと躯で
証明してよ






...だけど
そんなの

無理なんだ



保証を保証で
補ってゆく


意味のない
終わりのない

連鎖




そしていま

目に見える
不確かなものが

こころを
からだを


傷つけてゆくよ





僕、賞味期限切れ。






現実が僕を殺している

という現実



手の施しようなんて
ない

そうでしょ?




腐りきって
ゴミ箱の中



愛も夢も祈りも


投げ捨ててしまえばいいさ

2007/07/14 (Sat)

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