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快感じゃがーの部屋


[64] サヨナラ!
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



「冷たい唄、うたわないで」



やさしい光
差しこんで


浮かびあがる



君の顔が


なんだかとても
人形のように・・・




うごかない


心もこの手も



巻き戻したはずの
時計も


祈りだって





もしかして
2人は

どこまでもよく
似てるのかな





切ないねと
泣いた

いつかの日


夕焼けに映して
閉じこめた




だけどいま
わたしは帰らない


帰れない

戻れない





約束は
終わりを告げたでしょう?


どうしてまた
溢れだす


みるみるうちに
流れてく




この雨に濡れて
溶けたなら

2人溶けたなら

しあわせかしら


正しい世界が
見つかるかしら




だけどいま
わたしは忘れたい


忘れたい

忘れられない





心を揺さぶるのは
いつだって

あなたなのに



抱きしめてくれるのも

ねえ



あなたなんだもの






すべてをいっぺんに
捨て去るのは

こわいから


都合のいい理屈だけ
しまって


歩きだそう




足跡にまいた
かなしみの種も

いつかは


愛に変わるから




だからほら

さよならって



笑ってみるの




鏡の中のわたし



すがすがしい顔で
空を見てる

不思議だね




指折り待った
救いは


もう来ないけれど




いつだって
願ったのは


きみのことだけでした





今度こそ

ほんとのほんとに



サヨナラ!



冷たい唄はもう
わたしの耳には

聴こえないよ

2007/07/16 (Mon)

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