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快感じゃがーの部屋


[786] 思い出廻り
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



溜め息の後で
あなた 思い出して

瞬きをしたら

もう忘れてる










いつになったら

過去の恋と
比べることを

やめられるんだろう










センチメンタルの涙に
浮かべた

酷く

身勝手だった
あの日の私










それでも

君は 黙って微笑んで

何にも云わない
造花 に なってしまった










風が吹くたび
傷ついた ふりを していた

か弱さを纏えば
皆 優しくて










そこにある 愛に
甘え続けた

祈り乗せた 列車
少し

戸惑いの中










抱き締めてくれた
それだけの人

それだけの人 が


こんなにも遠く










ありがとうを
届けたい

そう 思えた時に










世界は

急に
冷たくなった。


2008/05/03 (Sat)

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