詩人:快感じゃがー | [投票][得票][編集] |
はじめての恋 は ミントの味
揺れながら
歩いた
アスファルト
目が合うだけ で
嬉しくて
その度に 過呼吸
胸が 騒いだ
2度目の恋 は はちみつの味
甘すぎる毎日 が
こわいくらいに
透き通っていて
君は
いつも 穏やかな顔で
微笑んで
頭を撫でてくれた
3度目の恋 は メンソールの味
時々
苦いあの 感じ
嘘吐きな君に
翻弄されて
でも 好きで
楽しいこともあった けど
上手くはゆかない
現実を
知ったよ
4度目の恋 は 血液の味
好きばかりじゃ
だめなんだと
気づいた
19の冬
愛されたい
が故に
口をつぐんだ日々 より
あの日の痛み が
勝ってしまったの
そして今
5度目の恋 は バニラの味
甘辛い
この距離 を
大切にしていたい
壊れてしまう
約束が
あることも 知っている けど
ねえ
これが
最後のフレバー に なるように
明日も隣で
笑って みるよ
そうしたら
答えは
返ってくるから
ずっとこのままで
ずっとこのままで
これが
最後のフレバーに
なるように