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快感じゃがーの部屋


[890] 特攻
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


駆け抜けて 時代を跨ぐ
横目に見た 売店の新聞束

昨夜の残忍な事件に
自分を重ね

その鋭さを僕にもくれよ と



頭から外れた 螺子
心から忘れたい 記憶

そればかり そればかり

己を護る行為が
日増しに 巧くなる

その右手が時々 自慰



踊り方は知らない
でも 踊りたい

そんなときもある



今まさに 抜け出した秋

教科書に線を引きながら
明日 何の役に立つか考えた

明日 世界が終わるなら
こんなことは 無駄だ



檸檬を絞り 諸悪に溺れ
逃れられないと 識る

今日は いつも真剣で
明日 パロディだと したら

こんなことが素敵 なのに



もし 如何でも好くなったら
これが 一番の近道

そう 言って渡された
辞表を胸に 未来を重ね

同化してしまえ と笑う



歌い方は知らない
でも 歌いたい

そんなときがあるけど



本当は 泣きたいだけだった
唯 それだけだった

2008/05/27 (Tue)

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