詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
潰された
ナナホシテントウの死骸
訳もなく見つめてた
生きようとしては
殺され
死のうとしては
生かされてしまう
なんて
理不尽な
この世の中
虚しさでいっぱいで
痛くて
また
泣きそうになる
「識らない世界に
飛び込んでゆくには
とてつもない
"勇気"が
必要なのよ」
言い訳を呟いては
溢れる滴
止められず
あたしは
ひとり
唄うの
どこまでも
どこまでも
唄うの
ああ
なんてかなしい
このお話
歩き出すことすら
躊躇って...
歌が終わる前に
どうか
救いに来て
一小節を聴いたら
今すぐ
走って
迎えに来てよ
ねえ
あなたの胸にも
毎晩
この声が
降り積もっているのなら