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快感じゃがーの部屋


[972] 三度目の死
詩人:快感じゃがー [投票][編集]



吹き抜ける風が
僕の身体中の

あちこちの傷跡を
撫でて哂う


こんなことで
魂の存在は

また、ふらり。

確認されてゆく










あの時、

君が無理やりにでも
この手を

引いてくれたなら


ふたりは、

もう一度
ひとつになれた










そして


心に入り組んだ
太い管や

刺さったままの破片も










「本当は痛い」と
言えたかもしれない


2008/06/20 (Fri)

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