ホーム > 詩人の部屋 > 快感じゃがーの部屋 > 古びた名刺

快感じゃがーの部屋


[982] 古びた名刺
詩人:快感じゃがー [投票][得票][編集]






街行く男女が
羨ましいんだ





手を繋いで
時々、見つめあって





言葉は
なくとも

わかるよ





"ちゃんと、
愛し合ってる"





ああやって
何にもせず

ただ、傍にいた日が





あたしにも
あったっけ...?





ぼんやりしながら

気づけば、
考えているの





知らぬ間に
右手は

名刺を握ってた。





くしゃくしゃになった
少し、

古びた名刺





あのとき
全ては

決まっていたのかも?





この紙切れが
あたしの

一生を握ってる...!





もう

今度は
絶対、

正直に言わなきゃね





早く来て
早く来て

今度は

絶対!





正直に、

すべてを
伝えたいから





2008/06/23 (Mon)

前頁] [快感じゃがーの部屋] [次頁

- 詩人の部屋 -