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快感じゃがーの部屋


[99] 灯火
詩人:快感じゃがー [投票][編集]




瞬間、わらったまま

時が止まって


次の瞬間

せかいは
後ろを向いた


なんて、都合が好いの

キスしようよ
今すぐ


例えば
求めるものが

そこになくても


瞬間、ふるえそうに

きみは頷いて


次の瞬間

せかいに
色が付くんだ


目を開けば
昨日が泣くけど

やっとぼくは

今日を生きるよ


見離された明日が
ずっと

待ってる


ねえ
月明かりの筆で

何を描こう?


壮大なミライもここでは叶う


流れ星のおまじないは

必要ない



ねえ
ぼくはきみの
ワガママに

振り回されてるときが


いちばん好きだよ


だって
きみのためだけに

いま生きてると

思えるから


もっと、傍に来て
体温をわけて

ぼくを選んでよ

どんなときも


星明りのキャンバス

きみの言葉で
埋め尽くしたいから


わらってよ


もう一度
せかいが

目を逸らすときまで


2013/11/08 (Fri)

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