詩人:殺戮狂愛自傷主義者 | [投票][得票][編集] |
幼い頃から自分が憎かった
アイツらの遺伝子が身体中を
蝕むように巡り続けているから
此の息の根が止まるまで
ずっと、ずっと...
醜い自分が本当に嫌いだ
殺してやろうかとも思った
でも、やっぱり生きたかった
しかし、我慢など出来る筈もない
だから、手首を切った
全てが赫に染まっても気にせず
躊躇いなく、皮膚を切り裂いた
アイツらの遺伝子が溢れた
身体から、滴り落ちた
ああ、なんて綺麗なのだろうか
もう自分の意思では止められなかった
目の前の景色が歪み始めた
操縦者を失くした操り人形のように
糸が切れたように崩れ落ちた
周りは醜い赫の液体に染まっていった
早く抜き切らなければ
アイツらの穢れた遺伝子を
きっと今の自分は狂気に満ちてるだろう
終わりを知らす、寒気と痙攣が襲う
そして、目の前から、光が消えた
【GAME OVER】
皆さんどうでしょう?
この者は、自分の弱さ
自分の愚かさに負けました
では、皆さんがこのような立場に
成り代わったとすれば
どのように変えられたでしょう
もしかすると、今、その
胸の中の奥に辛さが
篭っているかも知れません
気をつけて生き延びてください...
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