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人生通信困難ココ地球
一人ぼっちに涙が揺れる
繁栄しすぎ、破裂した通信機器
仕事を無くした伝書鳩
白紙を持たせ空に逃がす
ＴＶからの情報は、砂嵐を伝え続け
悪意と敵意の流星に、何をお願いしようと
嘲笑いが返ってくる
ＳＯＳと大手を振っても
他から見たら、可笑しなダンス
一人と一人と一人
独りと独りと独り
ココは個人を重んじる
孤独の集合体、地球
一日中叫び声がこだまする
いつの間にか
戻ってきた伝書鳩は
飢え死にし横たわる
白紙に書かれた文字達は、ニジンで読めなかったけど
きっとこう書いてある
── 気付いてあげられなくてごめんね ──
人生通信困難ココ地球
一人ぼっちに空が揺れる
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嘘や欺瞞や不平に不満
怨み嫉み……
……etc.…愛
満ち満ちている世界
過剰な
TV、雑誌、噂話の
情報は
考える時間を奪いさり
流し 流され
風化し
劣化した感情は
振り付けのある
踊りだけを楽しむ
何が正しく
何が正しくない
誰が解る
誰に解る
この満ち溢れた世界で
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整理された言い訳を聞き
時を止めて待っている
キミへ
桜のつぼみ達は
キミに見て貰う為に
息してる
枝に残されたままの
林檎になるなら
鳥につままれ地に落ちてしまう
どんな 念い 願い で
時の流れを 求めても
停止
戻し
どこにも無い
整理された言い訳を聞き
時を止めて待っている
キミ
その横で僕は
歌い舞う
その言い訳は
地に落ちる
林檎と違い
地獄に墜ちる
聴こえますか？
僕の声が
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小さく震える影を
バスタブが優しく包む
壊れた身体は軋んで
“生きる”を後押しする
人からかけられた
言葉は「頑張って」
頑張ってる僕には
意味なんて解らず
受け止める場所がない
脳内を慌てて大掃除
出てきた必要ない感情
捨てるのが
勿体ないので
雨の詩にして
残しておく
誰にも
気付かれないように
誰かに
気付かれること望んで
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窓ガラス越しに雨に撃たれている
消えそうな君を
強く抱きしめた
窓に映る君は泣いているように見えたよ
窓ガラスで踊る雨粒が
踊り疲れるまでは
優しく君を
抱きしめていよう
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僕の体の中
水が詰まってるだけ
本当は空っぽ
僕の頭の中
ＳＥＸが詰まってるだけ
本当は空っぽ
君が座ってたイス
君が座ってる筈のイス
今は空っぽ
冷たい椅子に
君の変わりに座って
確かめてみる
君の心の中
僕への想い溢れてた
本当に溢れてた
僕の心の中
君への想い溢れてる
本当は溢れてる
君がいなくなったイス
今は空っぽ
君がいなくなったイス
これからも空っぽ
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愛と友情を
安易な発想で混ぜ合わせたら
アナタが残ったよ
【教授へ】
これ学会で発表します
【教授へ】
盗まんといてね
盗んだら
歯ギシリと舌打ち
プレゼントします
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心の中の泥のような汚い感情に
塩分を少し
まずい筈なのに文句も言わず
友達は食べてくれる
お腹一杯の筈の恋人は
私の分も食べてくれる
平らげられた皿を片付け
綺麗な水で丁寧に洗う
“片付けは私の仕事”
友達が言う
「今度食べる時は変わった物が食べたい」と
恋人は
「何も言わない」
“次の料理も私の仕事”
『今度は美味しい物を出すよ』
私の言葉に
友達は
苦笑と疑いの眼差し
満面の笑顔と輝かしい眼差しの
恋人
── また 絶対に来てください ──
心の中でそう叫んだ時
綺麗に盛り付けられた次ぎの料理が
机の上に少し置かれた
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透明感 無くても
僕は幸せ
そこで笑ったのは誰
ケラケラ
ケタケタ
薄汚い幻想
この森を抜け
あの林に行こう
何処から森
誰から林
この林を抜け
あの木の下で休息
誰から林
何時から木
この木の下を出て
あの平面で安息
見守るは
空と前方１３５度
背中側は
刺客にあげよう
雲ひとつ 無い 青い空
幸せ
雲ひとつ 有る 青い空
幸せ
統一感 無くても
少なくとも
僕は幸せ