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【入国拒否】
住んでる世界が違うから
【立入禁止】
さっきあいつは入れただろ
以外に手薄な警備に
無理矢理 強行突破
【高温多湿】
意味不明な看板の横を走り去り
物影に潜む
【警報発令】
侵入者あり
不審人物の情報求む に
密告者あらわる
捕まる前に脱出
【厳戒体制】
もう一度入国を試みる
二度とあなたの国には入れない
無理した自分がバカだった
【拒否反応】
あなたの心に触れることは
もう許されない
焦りすぎた自分が愚かだった
【完全拒絶】
あなたの温かみに触れることは
もう出来ない
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そこの若い娘
生きたい
死にたい
どっちやねん
泣く
笑う
どっちかにしい
気持ち悪い
俺の得意の
逆ギレのキレも
笑顔の下の下心も
使いヅラ
どっちかにしい
決められんかったら
しゃあない
家おいで
ニタニタ
可愛がったるで
グフフ
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三次元の世界を
窮屈な二次元に
押し込んで
今日の気持ちを
書き綴る
笑い顔は
立体感を
いくら出しても
笑い顔に
泣き声も
裏側を
映し出す事はなく
泣き声に
すべては
詮索の世界を
抜け出せずにいる
夢見ることすら
叶わない四次元の世界
そこには
本当の気持ち
心の叫びが
一杯だろう
私はそこに
辿り着きたい
誰も居なくても
たとえ独りに
なったとしても
決して諦めない
いつか
辿り着きたい
と
二次元の世界に
書き記し
三次元の世界に
本当の気持ちを
縛りつけている
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薄汚れいく祭のさ中
今が良ければ
それで善
はしゃいだ盗賊の群は
人ゴミの中 風を切る
一瞬の輝き見たさに
目線は雄と夜空ばかり
開閉を忘れた口は
薄汚れを吸い吐きする
地上の汚れを邪魔だと言って
片隅に蹴りやり
浮足だつ心とめられない
薄汚れた祭の跡
楽しかった
思い出を吐き
汚した自分
汚れた自分
正当化する
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壊された現実
壊された真実
地球の丸さを知りながら
地平線は
「直線だ」
一部を全てに
歪んだ心 円を線に
事実を捻曲げ
嘘で嘘を覆い隠す
食べかけの欲望
食べかけの愛情
世界の狭さを知りながら
水平線は
「直線だ」
青と青の境も見ず
闇と闇の境を知る
遠く遠く細目で見つめ
一周向こうの
自分の背を見つめ直すも
過去も未来もそれが
現実
壊れかけの自分
壊れかけの他人
宇宙の一部と知りながら
不安に藻掻き
不満に足掻く
壊れた自分
壊れた人間
歯車の一部と知りながら
歴史に名を刻もうとする
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信号 黄
十字路 急ブレーキ 急停車
信号を待つ
縦7メートル
横4メートルの長方形の中で時計とは逆に自転車で回る男を見つける
楕円を描き続ける男
速度は一定ではない
フラフラはするが
四角からは出ない
不思議な男に興味がわく
彼は私に気付かない
私は恐怖を覚える
信号 青
アクセルを踏む
横からせまる
トラックのクラクション
車の接触は無い
なぜか左折の私
バックミラーにもサイドミラーにも男は写らず
振り返るとまだ回っている彼
男は私に気付かない
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一票目は自分の手で
自画自賛
自己陶酔
自作自演
空想
妄想 何でもあり
自分に
自信と誇りの一票を
ここは自分の
選挙区
かなり激しい激戦区
これは自分の
選挙戦
かなりイビツな選挙戦
清くなくても
自分自身が一票に