詩人:ミドル | [投票][編集] |
笑顔だった空が
突然の涙
せせこましい地上
日常が取り込まれる
ベランダ
日傘で走るお姉さんを
ストークして
地下鉄沿線で迷子
顔を出したら
モグラみたい叩かれて
気付けば汚れは
側溝に垂れ流し
草は命を育む
晴
ときどき
雨
ときどきの意味が
分からなくなって
足元の日本
若い芽には地団駄
汚れは近隣
アジア諸外国
美しかった地球
絵の中に閉じ込めてでも
眩しい命
輝ける未来へ
本当は
繋げたかった
笑顔だった私
突然の涙
せせこましい日常
取り込まれた
こころ
暗転
する地球に
並走し
時間
とめようとする
唄たち
嘲笑い
雨
時間の経過をつげ
止んでいたんだ
ときどき
立ち止まりたくなる
ときどき
立ち止まって
美しい地球
眺めたくなる
逆接の似合う
時雨どき