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ミドルの部屋


[147] 時雨どき
詩人:ミドル [投票][編集]


笑顔だった空が
突然の涙

せせこましい地上

日常が取り込まれる
ベランダ

日傘で走るお姉さんを
ストークして

地下鉄沿線で迷子


顔を出したら
モグラみたい叩かれて

気付けば汚れは
側溝に垂れ流し


草は命を育む


ときどき



ときどきの意味が
分からなくなって

足元の日本
若い芽には地団駄

汚れは近隣
アジア諸外国


美しかった地球

絵の中に閉じ込めてでも

眩しい命
輝ける未来へ

本当は
繋げたかった



笑顔だった私
突然の涙

せせこましい日常

取り込まれた

こころ



暗転



する地球に


並走し

時間
とめようとする
唄たち

嘲笑い





時間の経過をつげ

止んでいたんだ



ときどき

立ち止まりたくなる


ときどき

立ち止まって

美しい地球
眺めたくなる



逆接の似合う

時雨どき

2007/08/09 (Thu)

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