詩人:ミドル | [投票][得票][編集] |
百年先を想い描いて書いた
子供時代の作品
僕は空を飛んでいて
相変わらず子供の躰
空は虹色に近い
美しさと曖昧さ
きっと楽しくて
仕方がなかったのだろう
十年先を思い描いて書いた
子供時代の作品
父と母と姉と僕
手を繋いで笑ってらー
その手は
離してしまった
もう離すと決めたんだ
ねえ、
大きくなったら
なんになる?
もう
大きくなって
しまったよ
なあ
大人になったら
なんになる?
もう
大人になって
しまったよ
目の前に広げた
画用紙
真っ白ままで
よかったのにな
未来って
見えますか?
未来って
いつの事ですか?
明日だけじゃ
駄目ですか