詩人:トケルネコ | [投票][編集] |
どこからともなくやってきた世界
美しく紐解かれた世界の果てで
人間神話のプラトンが身を投げる
人面野獣サジタリオ
松明かざして弓を引く マングローブの月の向こう
ほとばしる谺の稲妻 カガる過程は少年少女の胸を打つ
レッドバルーンはフワリと割れて れぞんでーとる儚く散らす
看る診た魅せる見渡す限りの悲恋のヘーゲル
我ら至って徒の塵灰
ずっと人間
ずっと墓石
小人のパレードに夢うつつ銃声
ひどく焦がれた電気椅子の犬
言葉は此処に クジラの背に 跨ったままフリスピーでポン
ほとばしる子猫の息遣い 大正初期に世界が丸まる音がした
(クシュ)