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トケルネコの部屋


[59] ノックはしなかった
詩人:トケルネコ [投票][編集]

なにかにウンザリした日には ため息を二つ ボクにください
藍色と灰色の二人きりの共鳴を

人生は遅かれ早かれ倦みだすもので 太陽が東から昇って西にへコむ神秘すら 
台所のヤカンが沸騰してる現実に比べたら 退屈きわまりない日常で

あぁ…キミはまたこんなところに下着を放り出す 
赤い艶っぽい下着もだいなしだなぁ…

空ろな部屋に 風が歌う
今年一番のヒットソング


興味ない顔で振り向かれても ボクにはもう応えようがないし
キミがなげだす真っすぐな瞳もなんだか変色してて
優しく見つめたりしても反応すらしないんだね


空色の窓にトンビが一羽 ピーヒョロロ〜プルルルル

電話のベルが数回鳴って消えたけど
あれキミの彼氏?(どーでもいいか…)



ところでこの部屋ピンクが多いなぁ……



2009/11/19 (Thu)

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